2014-12-30

唐招提寺

律宗の總本山で山號はない。本尊は廬舍那佛、開基は鑑眞である。鑑眞は、唐より渡つてきた僧で、旅の途中、幾度も遭難しつひには失明したと傳はる。あちらでは相當なる有德の僧侶であつたが、それらの名聲を捨てゝ、兩目を失つてまで日本に渡來し、佛敎の普及に努めたと言ふ功績は大きく、生存中から篤い崇敬を受けてをり、死後も御影堂などで篤くお祀りされてゐる。立派な人物である。
かなり前にお參りしたので、記憶が曖昧だが、堂內にある千手觀音菩薩立像を修理をした際のパネルが展示されてゐたと思ふ。手の修復をしたときの畫像が興味深く印象に殘つてゐる。千手觀音の手の部分は相當手が込んでゐて昔の人の技術力の高さと信仰心の篤さに頭が下がる思ひをした。
廣い境內と立派な堂宇のある、威嚴のあるお寺である。

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▼こちらは鑑眞の廟。
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2014-10-07

東大寺

東大寺と言へば日本人なら誰でも知つてゐる有名過ぎるお寺。近畿在住の方は言ふに及ばず、近畿圈外の方でも修學旅行などで一度は訪れたことがある方も相當數いらつしやるでせう。僕も幼い頃、遠足で當寺をお參りして、大佛樣の大きな御姿を見て驚いたことを覺えてゐる。
當寺の象徵である大佛は盧遮那佛と言ふ。盧遮那佛とは、華嚴經の本尊でその光明はすべての眞理を照らし出し、廣く世界に及ぶとのこと。密敎では大日如來と呼ばれるさうだ。
大佛樣を含む東大寺は、殘念なことに二度ほど燒き打ちに遭つてゐる。一度目は平重衡により燒かれ、二度目は松永久秀ら三好の輩である。平城の時期に我が國の民の願ひを込めた大切は大佛樣を己の慾得で燒き打ちした罪は地獄の業火にときわに燒かれる以外、道はないだらう。小野篁卿も助けてはくれまい。
話は變はり、お盆の頃になると萬燈籠の行事がある。大佛殿の前に幾多の燈籠が燈り夏の夜のもとにほのかな明かりが祖靈を慰める幻想的な趣がある。大佛殿の小窻が開き、この小窻から盧遮那佛の尊顏を拜むことができるので、一度はお參りしてみるのもよいでせう。午後から興福寺や春日大社をお參りしつゝ、國立博物館へ行つて幾多の國寶級の佛像を拜觀したのちに、萬燈籠を見て歸る。夏の暑い盛りではあるが、知的好奇心が充足される一日となるでせう。

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長月拾肆日(陰曆) 橘右

2014-10-06

薬師寺

法相宗の總本山のお寺。山號はない。 天武天皇 が 持統天皇 の病氣平癒を祈願して發願したと傳はる。本尊は、もちろん藥師如來である。
お參りしたときは、まだ寒い時期で梅の香が境內一面ににほふ頃であつた。曇つてゐて寒かつたな。
さて、當寺では東塔を解體して修理を行つてゐる。お參りしたときは、ちやうど、東塔を覆ふ覆屋が出來ばかりで、心柱に收められてゐる佛舍利が特別公開(※)されてゐた。修理が終はるのは平成三拾壹年頃とのこと。まだまだ、先だな。
當寺は、法相宗であることから、宗派の開祖である玄奘三藏を祀る伽藍があつた。この伽藍は平成に入つてから建立されたさうで新しいものである。新舊樣々な伽藍があり歷史の厚みを感じることのできるお寺である。
※平成二十五年三月の頃に期間限定で公開されたものです。現在は、公開されてゐません。

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▼こちらは西塔です。西塔は修理中ではない。それにしても逆光で下手くそな寫眞だな・・・。
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長月拾參日(陰曆)拾參夜 橘右

2014-10-05

法隆寺

柿食えば 鐘がなるなり 法隆寺(正岡子規)

冒頭から俳句で始まったが、法隆寺と言えばこれを思ひ出す人も多いことでせう。さて、俳句はさておき、法隆寺は日本仏教の興隆の祖、聖徳太子が建立したと傳はる。多少歴史学者の間で揺れもあるやうだが、堂宇の焼失があり再建されてるやうだ。但し、西院伽藍は日本最古の木造建造物と傳はる。
僕がお参りしたのは、だいぶ前であることから、境内の記憶が掠れて来てゐるが、とにかく広い敷地であつたことを覚えてゐる。夫々の堂宇も大きくて寫眞に収まらないと思つたことも思ひ出した。僕はつくづく属っぽいな、穴があつたら入りたい。
僕の薄れた記憶では、金堂だつたと思ふが國寶の銅造釈迦三尊像をみたやうな気がするのだが、はて、どうだつたかな、パンフレットなどで見たのかもしれないが、現物を見たやうな気がするのだが、お顔がほつそりとしてをり、台座が角ばつてゐて京都にあるやうな仏像とは趣が異なるなあと思つた記憶がなんとなくある。
さう言ふ意味では、もう一度確りとお参りして記憶にとどめておきたいと思ふ。

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長月拾貮日(陰曆) 橘右
プロフィール

橘右近大夫

Author:橘右近大夫
畿內の寺社佛閣を中心に、おでかけトロ&クロとお參りしたときの旅日記を綴つてゐます。

旅日記の外に、日頃思ふことなどを書くことがあります。
あくまでも個人的な日記であり、專門的・學術的な正確さを擔保するものではありません。

漢字は正字(康熙字典體)にて書かうとしてをります。どのやうな環境でも讀めるやうに氣を附けてをりますが、環境により漢字が表示されない場合があります。
假名遣ひについて、原文を引用する以外は歷史的假名遣ひで書きます。

※ご意見、ご指摘は建設的、友好的なものに限り受け付けます。建設的友好的なコメントは更新の勵みになりますので、よろしくお願ひします。
但し、間違ひを指摘し、批難するだけのコメントは承認致しませんので、ご諒承ください。しつこいと投稿禁止や閲覧禁止をする場合があります。

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