2017-07-08

蓮葉の濁りに染まぬ心もて

詞書:はちすの露を見てよめる
蓮葉の濁りに染まぬ心もて なにかは露を玉とあざむく(古今165夏:僧正遍照)

この歌は遍照僧正の歌で、蓮葉(はちす。蓮の古名)に露がきらりと輝いてゐるのを見てそれが玉=眞珠のやうだと言ふことを詠んでゐる。遍照僧正は僧なので佛敎で泥田の中でも綺麗に咲くことから世俗に染まらない淸らかな心を現すことを歌の中に詠み込んでゐる。遍照僧正の歌はひねりがあり面白い歌が多い。

名にめでて折れるばかりぞ女郞花 我おちにきと人にかたるな(古今226秋歌上:僧正遍照)

大雜把な譯は、「その名を興じて折つただけですよ、女郞花。我が佛の道から落ちぶれたとか人に言ひふらさないでね」と言ふ感じでせうか。蓮の葉に通じる部分がある遍照僧正ならではの機轉だと思ふ。

さて、本日は以前にも訪れた行田にある古代蓮の里へ蓮を見に行つて來た。もう花が散つてしまつた蓮が多くみられ旬を逃してしまつたやうだ。それでも泥田に咲く綺麗な蓮は凜として淸らかで美しい。
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▼おつゝとつと、改めて。お花とオレっちみャ。
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▼なんだか今日は暑いみャ。さて、今からシャワーを浴びるみャ。
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2017-06-28

近所の紫陽花

家の近くに流れる川沿ひに數多くの紫陽花が咲いてゐるところがある。お散步がてら紫陽花を見に行きました。

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2017-06-23

いづれあやめかかきつばた

郭公鳴くや五月のあやめ草 あやめも知らぬ戀もするかな(古今469戀歌一:讀み人智らず)

「「特許許可局」とほとゝぎすが鳴く五月に咲くあやめ(花菖蒲)、(私は)文目か花菖蒲が區別がつかなくなるほど戀をするのかな」と言ふ感じでせうかね。昨年の今頃も書いたのですが、文目、杜若、花菖蒲は見分けづらい。咲く時季や咲く場所等から區別したり葉を見たりしますが、難しいには違ひなく「いづれあやめかかきつばた」と言ふやうな諺が出來るやうな次第です。
太平記には鵺を退治した源三位が襃美としてあやめ姬を賜る際に、源三位はあやめ姬を噂だけで見たことがないので、數名の美女の中に混ぜて源三位にあやめ姬を當てさせると言ふ場面があり、その際に源三位が詠んだ歌があります。

五月雨に澤邊の眞薦水越えて いづれ菖蒲と引きぞ煩ふ

「五月雨が降り續き澤邊の眞薦が隱れるくらゐ水かさが增したので、どれが菖蒲か判らず引き拔くのを躊躇つてゐる」と言ふ感じでせうか。源三位の咄嗟の機轉が良く表されてゐる話だと思ふ。
こゝで少々疑問が。眞薦と言ふのはイネ科の植物で文目科ではない。因みに、菖蒲(しやうぶ)は菖蒲科で文目や杜若に似てゐるのは”花”菖蒲(はなしやうぶ)でこちらは文目科と菖蒲(しやうぶ)とは別物です。なんだか混亂しますよね。
整理しますと、初夏に端麗な花を咲かせるのは、文目科で「一初(いちはつ)」「文目(あやめ)」「杜若(かきつばた)」「花菖蒲(はなしやうぶ)」。菖蒲は花菖蒲と菖蒲があり、花菖蒲は文目科で花が咲くが菖蒲は菖蒲目菖蒲科で花は文目科の花とは違ふものが咲く。で、この源三位の和歌ですが、これは文目科の花の話ではなく菖蒲科の菖蒲のことを詠んでゐるやうに見えます。が、眞薦や菖蒲は美しい花を咲かせる譯ではないので、それを考へるとやはり文目科の花を差してゐるのかな。「眞薦も菖蒲も見分けがつかないのに、何れ文目か杜若で皆さん劣らず美女揃ひの中からどなたか見分けるなんて出來る譯ないですよ」とか言ふ意味が正解なんでせうか。

難しいですねえ。

▼昨年に文目、杜若、花菖蒲の見分け方を書きました。詳しくはそちらをどうぞ。
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2017-06-22

初夏の菅谷館址

「ときがわ花菖蒲園」からの歸り道だつたので寄り道をば少々。新綠に包まれた重忠公にご挨拶をしてまゐりました。

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2017-06-21

ときがわ町のときがわ花菖蒲園

i pod touchを失くした心を癒しに花菖蒲を見に行きました。文目科の花はやつぱり良いですね。
こゝ、ときがわ町のとき川花菖蒲園は遊休農地を利用して菖蒲園にしたものださうで、ふるさと納稅で納められた稅金を使つて運營してゐるさうです。これまでに花菖蒲の有名どころには行つたので、花菖蒲園に對する目が肥へてゐてどうかなと多少思つてゐたのですが、園に着いたとたん「おゝ、凄い」と言ふ聲をあげてしまひました。よく手入れされ多くの株が植ゑられほんたうに綺麗でした。
傷心な心が一時癒されました。

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▼多年草だから毎年ずつと花を咲かせ續けるのかと思つてゐたのですが、さうでもないんですね。
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▼確かに四年目は花の附き方が違ふ。
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プロフィール

橘右近大夫

Author:橘右近大夫
畿內の寺社佛閣を中心に、おでかけトロ&クロとお參りしたときの旅日記を綴つてゐます。

旅日記の外に、日頃思ふことなどを書くことがあります。
あくまでも個人的な日記であり、專門的・學術的な正確さを擔保するものではありません。

漢字は正字(康熙字典體)にて書かうとしてをります。どのやうな環境でも讀めるやうに氣を附けてをりますが、環境により漢字が表示されない場合があります。
假名遣ひについて、原文を引用する以外は歷史的假名遣ひで書きます。

※ご意見、ご指摘は建設的、友好的なものに限り受け付けます。建設的友好的なコメントは更新の勵みになりますので、よろしくお願ひします。
但し、間違ひを指摘し、批難するだけのコメントは承認致しませんので、ご諒承ください。しつこいと投稿禁止や閲覧禁止をする場合があります。

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