2017-02-16

平成二九年冬の京都旅

今年もまたもや行つてしまひました、冬の京都旅。三年連續です。なんで冬やねん? なんででせうか。橘右も解りません(笑)。今年の旅はつらかつた。雪、雪、雪、雪が降つてゐた。確かに冬の京都旅を幻想的にするのは積もつた雪であることは橘右も認める。が、それは前日までに雪が降り、それが積もつてゐれば良いのだ。なにも當日に降らなくても良いのではないか。今年は雪の降る冬の京都旅となりました。寒かつた。
それはさておき、一年目は、「古の平安京を步く」が主題で千本丸太町邊りの平安京の史蹟を訪ねました。昨年は、坂東武者の足跡を辿る旅の一環で保元、平治の亂の舞臺を訪ねて步きました。今年はさて、何を主題とするか。
今年の主題は歷史からは少し離れまして、「皇室ゆかりの地を拜觀する。」です。それにしても、今上陛下の臣民に對するご慈愛はどんな谷よりも深い。京都御所が通年公開されるなんてまるで夢のやうです。今囘は御所の一般公開だけでなく仙洞御所と修學院の拜觀も許可されましたので、御所と修學院を中心に、今年は大政奉還があつてから百五十年ださうなので、その邊りの史蹟も廻つてみました。

▼鐡道博物館はジオラマが十六時で終はるので、結局入らなかつた。
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▼山本本家さんの「神聖」。このお酒は何杯でもいける。かなり危ないお酒みャ。
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▼オレっちの好物、キンシ正宗!酒は伏見に限るみャ♪
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▼雪が・・・。
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▼寒いみャ。
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▼ホテルは暖かいみャ。さて、明日はどこへいかうか。
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▼もう寝ますみャ。
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▼雪が・・・。
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▼明日は雪が降りませんやうに。
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▼京阪電車の中書島驛にて。
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▼伏見酒藏みャ♪
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▼祇園へ戻りちとチョコレートを。
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▼「初音」みャ♪
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2016-08-15

敗戦の日

昭和二十年のこの日から、我が國はすこしづゝ變な方向へ進んでしまつたのだらう。戰爭に負けると言ふのはかう言ふことなのか。
今年も靖國神社を參拜した。參拜して思ふのは、境外のをかしな人々である。正直、言つてゐることは支離滅裂だし、とにかく言動が暴力的でをかしいとしか言ひやうがない。「戰爭反對」と言ひながら言動が荒々しく暴力的と言ふのは、正に支離滅裂としか表現しようがない。

今日くらゐは、先の大戰で我が國の未來が他國に隸屬して苦しむやうなことがない事を願つて自ら進んで命を捧げた方々に、靜かに感謝を捧げさせて吳れないかね。

2016-05-10

いづれ菖蒲か杜若

五月雨に澤邊の眞薦水越えて いづれ菖蒲(あやめ)と引きぞわづらふ

この歌は太平記第二一卷に出て來る。太平記も卷二一ともなれば、新田義貞、北畠顯家も討たれた後で、この頃は脇屋義助が吉野朝を牽引してゐる。
さて、この歌は、鹽治判官高貞が不慮の出來事で高師直に討たれた時の話として出て來る。どう言ふ事かと言ふと、鹽治判官は多年相馴れた妻が高師直に思ひを懸けられ、それにより謂れなく討たれたさうだ。横恋慕の挙句の謀殺など、高師直、つまらん奴だ。
先の歌は、この事について覺都檢校と眞城と言ふ琵琶法師が平家物語の插話を歌ふと言ふ場面で登場する。平家物語には源三位が怪鳥を退治した話が載つてゐるが、その怪鳥を退治したあとの話だ。賴政は日頃、菖蒲(あやめ)前と言ふ女房に懸想してゐたさうだ。
『上皇、限りなく叡感あつて、「この勸賞には、官も封國もなほ充つるに足らず。誠やらん、賴政は藤壺の菖蒲(あやめ)に心を懸けて、堪へぬ思ひに沈むなんなる。今夜の勸賞には、この菖蒲を賴政に下さるべし。たゞし、この女をば、賴政音にのみ聞いて、未だ見參せざれば、同じやうなる女をあまた出だして、あやめもしらぬ戀をするかなと笑はんずるぞ」と仰せられて、後宮三千の侍女の中より、花を妬み月を猜む程の女房達を、十二人、同じやうに裝束されて、なか/\ほのかなる氣色もなく、金紗の薄物の中に備へ置かれける。』
なか/\、意地の惡い話だな。怪鳥を退治して帝を安んじたにも拘はらず、女の見分けもつかぬやつだと笑はうと言ふのだ。さて、源三位はどうしたのかと言ふと、上記の歌を詠んだ。この歌を聞いた藤原忠通は『餘りの感に堪へかねて、自ら菖蒲前の袖を引き、「これこそ、汝が宿の妻よ」と、賴政にこそ引き下されけれ」』となつた。賴政は歌の才で難所を遁れた。

さて、故事になるほど文目科の花は見分けが難しい。抑々、「あやめ」の漢字は「菖蒲」、「文目」、「綾目」などと書く。「菖蒲」は「しやうぶ(ショウブ)」とも讀める。その「しやうぶ」はまた別の植物で里芋科。然し、「菖蒲」と言ふと通例では花菖蒲の事を指す。而も、大凡「あやめ園」と稱する處に咲いてゐるのは、花菖蒲(はなしやうぶ)である。
wikiには、昔の人は「あやめ」と言ふと「しやうぶ」(里芋科)を指したやうで、かつては「はなあやめ」と呼ばれたさうだ。もう、譯が分からなくなる。

「いづれ菖蒲か杜若」
橘右としても見分けが難しいが、世の中の人も多くは混同してゐるんだらうと思ふとどうでも良いかなと思つたりもする。
福田恒存の言葉を借りよう。

『僕のいふ今日の混亂とは、容易に決着がつかぬ問題を直ちに決着しようとすることから、といふよりは決濟できぬ問題を決濟可能な場で考へることから生じたものである。近代日本の焦躁はあらゆることを處理し決着しようとしてきた。決着できぬことをそのまま放置したのならまだしもであるが、僕たちの目的は問題そのもにはなく、ただその決着にあつたのであり、したがつてあらゆる問題を無理にも決着できるものとしてあつかつてきたのである。いまだぼくたちはその病弊から脫しきつてゐない。』(「保守とは何か」福田 恆存 (著), 濱崎 洋介 (編輯)文藝春秋:ISBN-10: 4168130029)。

たゞブログ上、いちわうの決着は見出さねば成立しないか。では、どうやつて見分けるのか?

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★オレっちの解説コーミャー★

あやめ(菖蒲、文目、彩目。解りづらいので漢字は「文目」とする)。
開花時期:五月上旬
栖息地:乾いた場所
花瓣の形狀:中心に網目模樣
葉の形狀:細く、主脈が目立たない
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かきつばた(杜若)
開花時期:五月上旬
栖息地:濕つた場所
花瓣の形狀:中心が白い(浮間公園のは黄色かつた)
葉の形狀:やゝ太めの葉で主脈が目立たない
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しやうぶ(菖蒲。本來、「しやうぶ」と言へば里芋科の植物であり、正式には「花菖蒲」)。
開花時期:六月上旬
栖息地:濕つた場所
花瓣の形狀:中心に黃色い斑點がある。白や紫など色の種類が豐富。大柄でもある
葉の形狀:やゝ太めの葉で主脈も目立つ
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ちなみに、これ以外で「一初」と言ふ花もある。名の由來は「文目科で一番初めに咲く」ださうだ。
一初は、中央に白い鶏冠狀の突起があり、花辦に濃紫色の斑點がある。
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花菖蒲は杜若よりも半月から一か月遅く咲くが、黄菖蒲と言ふ花菖蒲の一種は杜若と同じ頃に咲く。こちらは明治の頃に外國からやつて來た。黄菖蒲は文目科では珍しい黄色い花の色であるが、環境省から「要注意外來生物」に指定されてゐる。
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※オレっちは「要注意外來生物」ぢやないみャ

(纏め)
見分け方は大凡こんな感じ。文目と菖蒲は時期が違ふので、五月なら文目、六月なら菖蒲なんだと思ふ。杜若と文目は花瓣の眞ん中を見て、黃色い網目があるやうだと文目なんだらろうと思ふ。いづれにしても見分けの難しい花であることには違ひない。

どちらにせよ、文目科の花はいづれも綺麗なのだから、やはり、福田の言ふとほり無理に決着をつける必要もないかな。

2016-03-04

平成二八年冬の京都旅

今年も行つてしまひました、冬の京都に。今年は普段公開されない大德寺の本坊が公開されるとのことだつたので、その魅力に抗ふことが出來ず、二年連續で冬の京都をトロとクロを伴ひ旅することにした。
昨年の京都旅では、梅は全く咲いてゐなかつたが、今年は、見頃間近と言ふ感じでせうか、場所によつては滿開だつたり、半分程度だつたりとまばらではあるが、咲いてゐた。去年と同じ時期に行つたが、今年は梅が咲いてゐてよかつた。今年は暖冬なんだらう。梅、椿、馬醉木、福壽草など今年は色々な花が咲いてゐた。花が咲いてゐると景色が華やかになりますね。
明日から數日間、坂東武者を巡る旅は一休みして、平成二七年冬の京都旅の中から季節感のある場所を選んで境內の雰圍氣などをご紹介してまゐります。殘りの場所は、さうですね、坂東武者の旅が終つた後にでも、ご紹介できればと思ひます。
▼さて、どこにゆかうかみャ
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▼橋本左内寓居地
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▼昨年に引き續きやつてまゐりました、「伏見藏」
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▼今年もまた、「キンシ正宗」に舌鼓みャ
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▼八橋は本家と言ふ処が複數あるやうだ。
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▼今日も一日、よく歩きました二ャ
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▼与謝蕪村の邸宅がこゝにあつたさうだ。
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▼そろ/\お昼にしようかみャ
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▼超人気店の「尾張屋」さん
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▼衣笠丼。京都の郷土料理である。揚げと葱が旨い。
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▼新撰組の屯所があつたさうだ。
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▼二日目の夜はこちら、「がぶり」さん
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▼やつてまゐりました、オレっちの地酒コーミャーと行きたいところですが、がぶりの旨い酒と肴が待つてゐる!
今回はオレっちの地酒コーミャー省略!
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2016-01-01

謹賀新年

新しき年のはじめにかくしこそ 千歳をかねて樂しきをつめ(詞書:おほなほびのうた)
(古今1069大哥所御歌・神遊びのうた・東哥:詠み人知らず)

明けましておめでたうございます。今年もよろしくお願ひします。

橘右とクロは只今、酔つ拂ひ中です。
今年一番目のお酒はこれ、キンシ正宗さんの「松屋九兵衞」。
山田錦を35%精米した、キンシ正宗創醸者の名を冠した純米大吟醸。今年も一年、正月から旨い酒が呑める幸せをかみしめて生きてゆきたい。

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それから、今年は累計で東京驛から鹿児島中央驛までランニングで走破したいな。
プロフィール

橘右近大夫

Author:橘右近大夫
畿內の寺社佛閣を中心に、おでかけトロ&クロとお參りしたときの旅日記を綴つてゐます。

旅日記の外に、日頃思ふことなどを書くことがあります。
あくまでも個人的な日記であり、專門的・學術的な正確さを擔保するものではありません。

漢字は正字(康熙字典體)にて書かうとしてをります。どのやうな環境でも讀めるやうに氣を附けてをりますが、環境により漢字が表示されない場合があります。
假名遣ひについて、原文を引用する以外は歷史的假名遣ひで書きます。

※ご意見、ご指摘は建設的、友好的なものに限り受け付けます。建設的友好的なコメントは更新の勵みになりますので、よろしくお願ひします。
但し、間違ひを指摘し、批難するだけのコメントは承認致しませんので、ご諒承ください。しつこいと投稿禁止や閲覧禁止をする場合があります。

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