2017-02-25

御所の一般通常公開

桓武天皇がご造營なされた平安京の內裏は今の二條城の少し北にあります。千本通りと丸太町通りが交叉する地點の北東角付近です。內裏は都度火災に遭ひ、その都度再建されて來た。再建してゐる間は有力氏族の邸宅に假住まひなされた。これを里內裏と言ふ。現在の御所は、光嚴天皇(北朝初代:在位:元德三年(一三三一年)から正慶二年(一三三三年)が土御門東洞院殿と呼ばれる里內裏にお住まいであつたことから北朝の御所として使用され、明德の媾和後も明治二年まで皇居として歷代陛下がお住まひだつた場所。
これまで春秋の限定公開だつたが昨年(平成二八年)から臣民に廣く公開しようとの今上陛下のご意思により通年公開に切り替はつた。なお、建物內の立ち入りは當然の如く禁止で、お車寄せ、新お車寄せ、諸大夫の間、紫宸殿、春興殿、淸涼殿、お學問所、御常御殿、小御所、御三間等が拜觀できる。

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▼お車寄せ。
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▼諸大夫の間。お附きの人の詰所のやうな場所。
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▼新御車寄せ。
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▼折角の御所の拜觀なのに、寒い。雪がひどくなつて來た。
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▼月華門。
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▼建禮門の裏側。
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▼承明門。
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▼南庭から見た承明門。
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▼紫宸殿。
あれ?なんか變だぞ。右近橘が無い!
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▼橘右近、ぢやなくて右近の橘は樹齢を重ね寒さに耐へれなくなつて來たのでかうして覆屋を造り越冬するさうだ。
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▼別に日に撮つた右近橘。靑々しくて美しい。
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▼日華門。
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▼建春門。
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▼春興殿。大正天皇の即位禮の時に造營されたとのこと。
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▼淸涼殿。
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▼淸涼殿の呉竹
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▼荒海障子
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▼小御所
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▼蹴鞠の間
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▼御學問所
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▼御池庭
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▼御常御殿
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▼御内庭
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▼御三間
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▼御三間の前の白梅。
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2017-02-24

御所周辺

昨日に續き、和歌を少々。

みかきもり衞士のたく火の夜はもえ 晝はきえつゝ物をこそ思へ(詞花225戀上:大中臣能宣)

これは、百人一首に收錄されてゐる歌で、詠み手は大中臣能宣。梨壺の五人のうちの一人。なぜ、急にこの歌かと言ふと、歌の情景と言ふよりは、御所の諸門とそれを護る皇宮警察の方々を見て思ひ出したからです。皇宮警察の方々、この寒い中お務めご苦勞樣です。歌意は、晝も夜も戀ひ焦がれると言ふ情景なので、今日の投稿とは關聯がありません。
御所の寫眞がいつぱいありましたので、まづは外の寫眞からまゐります。

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▼建禮門
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▼宣秋門。
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▼朔平門。雪が・・・。
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▼ちやうど御所の鬼門に當ります。なので、敢へてかう言ふやうにしてあります。
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▼建春門。すこし雪がやんで來た。
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▼そんなことがあるのでせうか。
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▼凄い。
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2017-02-23

伝貫之邸址

仙洞御所の庭園の北の池には阿古瀨淵と言ふ場所がある。この阿古瀨淵の邊りにはかつて紀氏の邸宅があつたと傳へられてゐる。この日は雪の降り頻る寒い一日だつた。

霞立ち木の芽もはるの雪降れば 花なき里も花ぞ散りける(古今9春歌上:貫之)

いや、そんなに風流な感じではなくて、底冷えして震へる感じだつたな。曆の上では春だが冬の歌のはうが合つてゐた。

雪降れば冬ごもりせる草も木も 春に知られぬ花ぞ咲きける(古今323冬歌:貫之)

▼仙洞御所庭園の阿古瀨淵。寫眞の白い筋は雪です。
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▼近づくことはできませんが、「紀氏遺蹟」と書かれゐました。
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▼折角開花したのに生憎の天気で、梅が寒さうにしてゐた。
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2017-02-22

仙洞御所/大宮御所

仙洞御所は、後水尾天皇(在位:慶長十六年(一六一一年)から寬永六年(一六二九年)が讓位後にお住まいになれた御所。然し乍、建物は失はれてしまひ、現在は大宮御所の御常御殿と南北の池を中心とする小堀遠州作の庭園が殘つてゐるのみとなつてゐる。大宮御所の御常御殿は、現在でも今上天皇、皇后兩陛下を始め皇室の方々が行幸啟の際にご利用されていらつしやるさうだ。その爲、中を垣間見ることは出來ないが、內裝は洋風になつてゐるとのこと。
小堀遠州作のお庭は、南北の池があり、北のはうは曲線で構成された嫋やかな雰圍氣と自然の優雅さが感じられるに對して、南のはうは手前に小田原から取り寄せた石で州濱を作り、對岸には切石と自然石を巧みに配置する技巧的で、南北夫々對照的である。
天候が惡かつたが庭園は綺麗なので、寫眞の腕が駄目でもそれなりには綺麗に映つてゐると思ひます。それでは霙交じりの仙洞御所庭園とまゐりませう。

▼オレっちは事前に申し込んでるみャ。
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▼大宮御所御常御殿のお車寄せ。
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▼御常御殿。
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▼白梅は全く花が開いてゐなかつた。
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▼紅梅もまたしかり。
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▼北池のお船着。
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▼北池。
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▼阿古瀨淵
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▼再び北池の風景。
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▼北池の水は鴨川→疏水→地下水と水源が變遷してゐるさうだ。
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▼紅葉山と紅葉橋。
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▼かつては北池と南池は繋がつてゐなかつた。
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▼紅葉山。すこし近くで撮り過ぎたか・・・。
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▼八ッ橋。
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▼八ッ橋の上には藤棚がある。この季節だから藤は咲いてゐないが。
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▼雄滝。この頃から霙から雪に變はつて來た。
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▼醒花亭。
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▼塚だつたかな。記憶が曖昧です。
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▼柿本社。歌聖の人麿をお祀りしてゐる。
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▼南池の洲濱
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▼この奥に又新亭と言ふお茶室があります。
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▼外腰掛。
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▼この竹の枝は態と切らずに殘してゐるさうです。
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2017-02-21

宗像神社(御苑内)

京都御苑內に鎭坐し、多紀理比賣命、多岐都比賣命、市寸島比賣命をお祀りするお社。延曆十四年(七九五年)に桓武天皇の敕命を蒙り藤原冬嗣が皇居鎭護の爲に筑前宗像神を自邸に勸請したことに始まる。
いつのころからか花山院家の傳領となり屋敷があつたやうで、花山院家邸內で篤く崇敬されたゐたさうだが、應仁の亂の時に燒失し安政年間(一八五四年から一八六〇年まで)に再建された。境內にある櫻は御所の紫宸殿の南庭の左近櫻を拜領したものである。

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▼花山稻荷神社
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▼これはどこに焦點があたつてゐるのか・・・。左近櫻を撮らうと思つたのだが。
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▼宗像神社の拜殿。
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プロフィール

橘右近大夫

Author:橘右近大夫
畿內の寺社佛閣を中心に、おでかけトロ&クロとお參りしたときの旅日記を綴つてゐます。

旅日記の外に、日頃思ふことなどを書くことがあります。
あくまでも個人的な日記であり、專門的・學術的な正確さを擔保するものではありません。

漢字は正字(康熙字典體)にて書かうとしてをります。どのやうな環境でも讀めるやうに氣を附けてをりますが、環境により漢字が表示されない場合があります。
假名遣ひについて、原文を引用する以外は歷史的假名遣ひで書きます。

※ご意見、ご指摘は建設的、友好的なものに限り受け付けます。建設的友好的なコメントは更新の勵みになりますので、よろしくお願ひします。
但し、間違ひを指摘し、批難するだけのコメントは承認致しませんので、ご諒承ください。しつこいと投稿禁止や閲覧禁止をする場合があります。

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